ホーム > ヘーゲル全集 第10巻2
目次
凡例
第一巻 客観的論理学
内容目次
第2書 本質論
第Ⅰ編 それ自身のうちでの反省としての本質
第1章 仮象
A 本質的なものと非本質的なもの
B 仮象
C 反省
1 定立する反省
2 外的反省
注解 〔通常の反省の捉え方と絶対的反省の違い,また近年の哲学における反省の捉え方〕
3 規定する反省
第2章 本質の規定された在り方あるいは反省諸規定
注解 〔命題の形式をとった反省諸規定〕
A 同一性
注解1 〔抽象的な同一性〕
注解2 〔第一の根源的な思考法則,同一性命題〕
B 区別
1 絶対的区別
2 相異性
注解 〔相異性の命題〕
3 対立
注解 〔算術の場合の対置された量〕
C 矛盾
注解1 〔肯定的なものと否定的なものの統一〕
注解2 〔排中律:第三項排斥の命題〕
注解3 〔矛盾律〕
第3章 根拠
注解 〔根拠律〕
A 絶対的な根拠
a)形式と本質
b)形相と質料
c)形式と内容
B 規定された根拠
a)形式的根拠
注解 〔同語反復的な根拠による形式的な説明方式〕
b)実在的な根拠
注解 〔根拠づけられたものとは異なる根拠による形式的な説明方式〕
c)完全な根拠
C 条件
a)相対的に無条件的なもの
b)絶対的な無条件的なもの
c)事柄の現実存在への現出
第Ⅱ編 現象
第1章 現実存在
A 物とその諸性質
a)物自体と現実存在
b)性質
注解 〔超越論的観念論における物自体〕
c)諸物の交互作用
B 諸物質からの物の成立
C 物の解消
注解 〔物質の有孔性〕
第2章 現象
A 現象の法則
B 現象する世界と自体的に存在する世界
C 現象の解消
第3章 本質的相関
A 全体と諸部分の相関
注解 〔無限の分割可能性の二律背反〕
B 力とその外化の相関
a)力が条件づけられていること
b)力の誘発
c)力の無限性
C 外的なものと内的なものの相関
注解 〔「内的なもの」と「外的なもの」の無媒介な同一性〕
第Ⅲ編 現実性
第1章 絶対的なもの
A 絶対的なものの開示
B 絶対的な属性
C 絶対的なものの様態
注解 〔スピノザの実体・属性・様態とライプニッツのモナド〕
第2章 現実性
A 偶然性または形式的な現実性,可能性および必然性
B 相対的な必然性または実在的な現実性,可能性および必然性
C 絶対的な必然性
第3章 絶対的相関
A 実体性の相関
B 因果性の相関
a)形式的な因果性
b)規定された因果性の相関
c)作用と反作用
C 交互作用
解説
1 1801/02年の論理学における「関係」
2 体系構想II(1804/05年)における「存在の相関」と「諸原則の体系」
3 『精神現象学』における「知覚」と「悟性」
4 1808/09年の論理学における本質論の主題的取り扱い
5 1810/11年の論理学における論理学全体および本質論の構成の確定
6 『論理学』「本質論」(1813年)における「反省」の諸段階
責任編集者あとがき
人名索引
訳者紹介
第一巻 客観的論理学
内容目次
第2書 本質論
第Ⅰ編 それ自身のうちでの反省としての本質
第1章 仮象
A 本質的なものと非本質的なもの
B 仮象
C 反省
1 定立する反省
2 外的反省
注解 〔通常の反省の捉え方と絶対的反省の違い,また近年の哲学における反省の捉え方〕
3 規定する反省
第2章 本質の規定された在り方あるいは反省諸規定
注解 〔命題の形式をとった反省諸規定〕
A 同一性
注解1 〔抽象的な同一性〕
注解2 〔第一の根源的な思考法則,同一性命題〕
B 区別
1 絶対的区別
2 相異性
注解 〔相異性の命題〕
3 対立
注解 〔算術の場合の対置された量〕
C 矛盾
注解1 〔肯定的なものと否定的なものの統一〕
注解2 〔排中律:第三項排斥の命題〕
注解3 〔矛盾律〕
第3章 根拠
注解 〔根拠律〕
A 絶対的な根拠
a)形式と本質
b)形相と質料
c)形式と内容
B 規定された根拠
a)形式的根拠
注解 〔同語反復的な根拠による形式的な説明方式〕
b)実在的な根拠
注解 〔根拠づけられたものとは異なる根拠による形式的な説明方式〕
c)完全な根拠
C 条件
a)相対的に無条件的なもの
b)絶対的な無条件的なもの
c)事柄の現実存在への現出
第Ⅱ編 現象
第1章 現実存在
A 物とその諸性質
a)物自体と現実存在
b)性質
注解 〔超越論的観念論における物自体〕
c)諸物の交互作用
B 諸物質からの物の成立
C 物の解消
注解 〔物質の有孔性〕
第2章 現象
A 現象の法則
B 現象する世界と自体的に存在する世界
C 現象の解消
第3章 本質的相関
A 全体と諸部分の相関
注解 〔無限の分割可能性の二律背反〕
B 力とその外化の相関
a)力が条件づけられていること
b)力の誘発
c)力の無限性
C 外的なものと内的なものの相関
注解 〔「内的なもの」と「外的なもの」の無媒介な同一性〕
第Ⅲ編 現実性
第1章 絶対的なもの
A 絶対的なものの開示
B 絶対的な属性
C 絶対的なものの様態
注解 〔スピノザの実体・属性・様態とライプニッツのモナド〕
第2章 現実性
A 偶然性または形式的な現実性,可能性および必然性
B 相対的な必然性または実在的な現実性,可能性および必然性
C 絶対的な必然性
第3章 絶対的相関
A 実体性の相関
B 因果性の相関
a)形式的な因果性
b)規定された因果性の相関
c)作用と反作用
C 交互作用
解説
1 1801/02年の論理学における「関係」
2 体系構想II(1804/05年)における「存在の相関」と「諸原則の体系」
3 『精神現象学』における「知覚」と「悟性」
4 1808/09年の論理学における本質論の主題的取り扱い
5 1810/11年の論理学における論理学全体および本質論の構成の確定
6 『論理学』「本質論」(1813年)における「反省」の諸段階
責任編集者あとがき
人名索引
訳者紹介
内容説明
批判的校訂によるアカデミー版の成果を踏まえ,日本語版独自の編集により訳出,解説と詳細な注は新たなヘーゲル研究の基盤と最新のヘーゲル像を提供し,従来の関連作品を一新する待望の本格的全集である。
本巻は,形而上学に代わる「客観的論理学」と概念論である「主観的論理学」から構成され,三分冊で出版された『論理学』(1812-16)の第2書「本質論」(1813)を収める。
ヘーゲルはその初期から論理学に関して思索を続け,彼の論理学の自身の哲学体系内での位置づけや内容を変化・発展させてきた。
『論理学』で示されるヘーゲル論理学は,古典的・現代的な意味での「形式論理学」でも,経験科学や自然哲学,精神哲学という「応用論理学」でもない,カントの超越論的論理学を受け,『精神現象学』(1807)で到達した存在と思考が統一した「絶対知(純粋知)」を前提とし,それを展開し拡大した「純粋な学」である。
本巻では,第1書で扱われた質や量の多様に変化する「…がある」という「存在」の領域から,「…である」という特性,「本質」の領域へ思索する。この存在と本質との「形而上学」の二側面の考察(客観的論理学)は第3書「主観的論理学:概念論」へと進む。
本巻は,形而上学に代わる「客観的論理学」と概念論である「主観的論理学」から構成され,三分冊で出版された『論理学』(1812-16)の第2書「本質論」(1813)を収める。
ヘーゲルはその初期から論理学に関して思索を続け,彼の論理学の自身の哲学体系内での位置づけや内容を変化・発展させてきた。
『論理学』で示されるヘーゲル論理学は,古典的・現代的な意味での「形式論理学」でも,経験科学や自然哲学,精神哲学という「応用論理学」でもない,カントの超越論的論理学を受け,『精神現象学』(1807)で到達した存在と思考が統一した「絶対知(純粋知)」を前提とし,それを展開し拡大した「純粋な学」である。
本巻では,第1書で扱われた質や量の多様に変化する「…がある」という「存在」の領域から,「…である」という特性,「本質」の領域へ思索する。この存在と本質との「形而上学」の二側面の考察(客観的論理学)は第3書「主観的論理学:概念論」へと進む。
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