ホーム > ヘーゲル全集 第13巻

ヘーゲル全集 第13巻

評論・草稿I(1817-25)

ヘーゲル全集 第13巻

第9回配本

著者 石川 伊織 責任編集
海老澤 善一 責任編集
山口 誠一 責任編集
ジャンル 哲学・思想
シリーズ ヘーゲル全集
出版年月日 2023/05/25
ISBN 9784862853837
判型・ページ数 菊判・434ページ
定価 本体6,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

凡例

評論・草稿Ⅰ(1817-25)

印刷された文書

ヤコービ書評
 〔『ヤコービ著作集 第3巻』の内容〕
 〔哲学のかつての状況〕
 〔絶対的な実体というもの〕
 〔精神としての神〕
 〔哲学と流行〕
 〔カント哲学の性格〕
 〔カント哲学の弁証法的把握〕
 〔カントの叙述の手法〕
 〔カントの実践理性の欠陥〕
 〔フィヒテ哲学にたいする不満〕
 〔ヤコービの「まごころ」〕
 〔自己意識の絶対性〕
 〔『神的事物について』の論文〕
 〔ヤコービの弁証法・機知に富むもの〕
 〔機知に富むものの否定的側面〕
 〔概念的認識は不可能であるというヤコービの立場〕
 〔機知に富むものの批判〕
 〔ヤコービの曖昧な規定〕
 〔ヘーゲルの追記,収録書簡について〕

領邦身分制議会での討議
 〔序言〕
 〔国王の憲法草案〕
 〔領邦身分制議会での討議〕
  〔1 領邦身分制議会の基本的立場〕
  〔2 第一会期(1815年3月15日―7月28日)での討論経過〕
  〔3 第一会期の閉会と第二会期(1815年10月16日―1816年10月30日)〕

H. F. W. ヒンリヒス『宗教』の序言
 〔信仰と理性の対立〕
 〔信仰の敵である悟性〕
 〔永遠の真理と有限な思惟〕
 〔本当だと思うこと〕
 〔啓蒙と感情〕
 〔カント哲学は乗り越えられていない〕
 〔現代の第一の先入見〕
 〔第二の先入見〕
 〔第三の先入見〕
 〔感情は無規定なものである〕
 〔時代の要請〕
 〔本書の著者の執筆意図について〕


草稿

学芸批評雑誌の創刊について
 [校正刷り]
  目的
  〔書評の対象から除くもの〕
  〔政府機関としての批評協会〕
  〔公衆に対する権威〕
  〔「悪しき独創に富む国」〕
  〔優秀な著作の表彰,匿名批評の排除〕
  〔政府機関としての批評機関〕
  〔定員は固定しベルリン在住者に限ること〕
  〔その他の特殊規程〕
  〔コスト計算〕
  〔広告,彙報などについて〕
  〔協会の目的〕
 [手書き草案]

キューゲルゲン氏の絵画について

主観的精神の哲学についての断簡
 [第1断簡]〔精神の哲学〕
        精神の概念と学問の区分
 [第2断簡]
 [第3断簡]〔霊魂の自然的質〕
 [第4断簡]〔霊魂の自然的変化〕
 [第5断簡]c 感覚する霊魂(Die empfindende Seele)
 [第6断簡]γ)感覚する霊魂の実在的個体性
 [補遺]〔精神はどこから来て,どこへ行くのか。精神とはなんであるか〕


二次文献

クロイツァー版プロクロス文書への注

色彩論についての二つの論文
 Ⅰ〔第一論文 枢密顧問官シュルツ氏の論文「視覚と色彩の生理学的現象について」〕
  a.
  b.
  c.
  d.
 Ⅱ〔第二論文〕

哲学についての断章


解説
 ヤコービ書評
 領邦身分制議会での討議
 H. F. W. ヒンリヒス『宗教』の序言
 学芸批評雑誌の創刊について
 キューゲルゲン氏の絵画について
 主観的精神の哲学についての断簡
 クロイツァーのプロクロス版への注
 色彩論についての二つの論文
 哲学についての断章

責任編集者あとがき
人名索引
著作名索引
地名索引
事項索引
訳者紹介

このページのトップへ

内容説明

批判的校訂によるアカデミー版の成果を踏まえ,日本語版独自の編集により訳出,解説と詳細な注は新たなヘーゲル研究の基盤と最新のヘーゲル像を提供し,従来の関連作品を一新する待望の本格的全集である。
ヘーゲルという哲学者の全体像をとらえようとするならば,体系的思想家,教育者,そして批評家という,三つの側面から理解しなければならない。本巻は,ヘーゲルの批評活動のうち,ハイデルベルク期からベルリン期前半にあたる1817年から1825年までの刊行物,草稿など9篇を収録。
かつて『信と知』(1802)で辛辣に批判したヤコービに対し平静にその業績を見つめ直し検証した「ヤコービ書評」。ヘーゲルの故郷ヴュルテンベルクの新憲法の制定をめぐる国王と領邦議会とのやり取りを細かに分析し論じた「領邦身分制議会での討議」。感情を原理とする宗教を批判し,へーゲルが汎神論者として攻撃されるきっかけとなった「ヒンリヒス『宗教』の序言」。批評雑誌の創刊を終生企画してきたヘーゲルがベルリンでの新雑誌の刊行のため文部大臣に宛てた上申書「学芸批評雑誌の創刊について」。『論理学』(1812–16),『法哲学』(1820)とともに構想されていた体系の一つだったが果たされなかった主観的精神(心理学)の草稿「主観的精神の哲学についての断簡」ほか。

このページのトップへ

関連書籍

ヘーゲル全集 第6巻

ヘーゲル全集 第6巻

第12回配本

著者:座小田 豊 責任編集
 
 
ヘーゲル全集 第2巻

ヘーゲル全集 第2巻

第8回配本

著者:山口 誠一 責了編集
 
ヘーゲル全集 第3巻

ヘーゲル全集 第3巻

第3回配本

著者:田端 信廣 責任編集
 
 
ヘーゲル全集 第8巻1

ヘーゲル全集 第8巻1

第6回配本

著者:山口 誠一 責任編集
 
ヘーゲル全集 第10巻1

ヘーゲル全集 第10巻1

第2回配本

著者:久保 陽一 責任編集
 
 
ヘーゲル全集 第10巻2

ヘーゲル全集 第10巻2

第7回配本

著者:久保 陽一 責任編集
 
ヘーゲル全集 第11巻

ヘーゲル全集 第11巻

第1回配本

著者:山口 誠一 責任編集
 
 
ヘーゲル全集 第14巻

ヘーゲル全集 第14巻

第5回配本

著者:海老澤 善一 責任編集
 
ヘーゲル全集 第15巻

ヘーゲル全集 第15巻

第4回配本

著者:小林 亜津子 責任編集
山口 誠一 責任編集
 
 
ヘーゲル全集 第10巻3

ヘーゲル全集 第10巻3

第11回配本

著者:久保 陽一 責任編集
 
ヘーゲル全集 第16巻

ヘーゲル全集 第16巻

第10回配本

著者:山脇 雅夫 責任編集
佐野 之人 責任編集
 
 
思弁の律動

思弁の律動

新潟大学人文学部研究叢書14

著者:阿部 ふく子
 
 

このページのトップへ