目次
敬虔な教皇ウルバヌス4世への献呈の言葉
序文
第1章
第1節(§1)
第2節(§2)
第3-6a節(§3)
第6b-8a節(§4)
第8b-11節(§5)
第12-15節(§6)
第16節(§7)
第17節(§8)
第18節(§9)
第19節(§10)
第20節(§11)
第21節(§12)
第22-23節(§13)
第24-25節(§14)
第2章
第1-2節(§1)
第3-6節(§2)
第7-9a節(§3)
第9b節(§4)
第10-11節(§5)
第12節(§6)
第13-15節(§7)
第16節(§8)
第17-18節(§9)
第19-20節(§10)
第21-23節(§11)
第3章
第1-3節(§1)
第4節(§2)
第5-6節(§3)
第7-10節(§4)
第11-12節(§5)
第13-15節(§6)
第16節(§7)
第17節(§8)
第4章
第1-2節(§1)
第3-4節(§2)
第5-7節(§3)
第8-11節(§4)
第12-16節(§5)
第17節(§6)
第18-22節(§7)
第23-25節(§8)
第5章
第1-3節(§1)
第4節(§2)
第5節(§3)
第6節(§4
第7節(§5)
第8節(§6)
第9節(§7)
第10節(§8)
第11-12節(§9)
第13節(§10)
第14-16節(§11)
第17-19節(§12)
第20-22節(§13)
第23-24節(§14)
第25-26節(§15)
第27-28節(§16)
第29-30節(§17)
第31-32節(§18)
第33-37節(§19)
第38-42節(§20)
第43-48節(§21)
第6章
第1節(§1)
第2-4節(§2)
第5-6節(§3)
第7-8節(§4)
第9a節(§5)
第9b節(§6)
第10a節(§7)
第10b節(§8)
第11節(§9)
第12節(§10)
第13a節(§11)
第13b節(§12)
第14-15節(§13)
第16節(§14)
第17-18節(§15)
第19-21節(§16)
第22-23節(§17)
第24節(§18)
第25節(§19)
第26-27節(§20)
第28-30節(§21)
第31-33節(§22)
第34節(§23)
第7章
第1-2節(§1)
第3-5節(§2)
第6節(§3)
第7-8節(§4)
第9-11節(§5)
第12節(§6)
第13-14節(§7)
第15-20節(§8)
第21-23節(§9)
第24-27節(§10)
第28-29節(§11)
第8章
第1-4節(§1)
第5-9節(§2)
第10-13節(§3)
第14-15節(§4)
第16-17節(§5)
第18-22節(§6)
第23-27節(§7)
第28-34節(§8)
第9章
第1-8節(§1)
第9-13節(§2)
第14-17節(§3)
第18-22節(§4)
第23-26節(§5)
第27-31節(§6)
第32-34節(§7)
第35-38節(§8)
第10章
第1-4節(§1)
第5-8節(§2)
第9-10節(§3)
第11-15節(§4)
第16-18節(§5)
第19-20節(§6)
第21-22節(§7)
第23節(§8)
第24-25節(§9)
第26-28節(§10)
第29-31節(§11)
第32-33節(§12)
第34-36節(§13)
第37-39節(§14)
第40-42節(§15)
第11章
第1節(§1)
第2-6節(§2)
第7-10節(§3)
第11節(§4)
第12-15節(§5)
第16-19節(§6)
第20-24節(§7)
第25-26節(§8)
第27節(§9)
第28-30節(§10)
第12章
第1-8節(§1)
第9-13節(§2)
第14-21節(§3)
第22-24節(§4)
第25-26節(§5)
第27-28節(§6)
第29節(§7)
第30節(§8)
第31-32節(§9)
第33-35節(§10)
第36-37節(§11)
第38-40節(§12)
第41-42節(§13)
第43-45節(§14)
第46-50節(§15)
解説
Ⅰ 聖書註解の歴史
1 教父
2 サン・ヴィクトルのフーゴー
3 サン・ヴィクトルのアンドレアス
4 アンドレアスの影響
結語
Ⅱ 『カテナ・アウレア』
1 文献史の諸問題
2 思想
訳者あとがき
人名索引
事項索引
聖書引用索引
内容説明
「カテナ・アウレア」(黄金の鎖)は正式には『四福音書連続註解』と言う。四福音書全体にわたり,トマスがラテン教父(22名)とギリシア教父(57名)ら79名の教父のテキストから引用した文章をもとにした集大成である。
膨大な文献と知恵の一大パノラマである本書は,キリスト教の精神のみならずヨーロッパの生活と文化を考えるうえでも,他に類を見ない第一級の資料である。
トマスのギリシア教父に対する知見の革新性,註解の量と質の高さにより当代の聖書解釈者や神学者,説教者にとっての宝庫とされ,カトリックの教義形成にも多大な影響を与えてきた。
セクションごとに,冒頭では話の筋がどういうものかを述べ,次に聖句の節を追いながら文学的・歴史的な意味が説明される。そして末尾ではヒラリウスやグレゴリウスなどが教える霊的意味が示される。トマスは実証神学について鋭敏な感覚を備えていたので,典拠に対し忠実に向き合い,全体のテキストを統一的に捉え見事に註解した。
わが国で本書はほとんど知られていないが,旧来のスコラ学者トマスのイメージを一新する画期的な作品である。
本訳業は全訳が完成すれば,本叢書で7000頁にも及ぶ一大事業である。マタイ福音書はその中で最大のもので,現在下巻も制作中である。
キリスト教に関心の薄い読者でも「いかに生きるべきか」を考える人々には豊かな知恵と勇気を与えてくれよう。