ホーム > デカルト・エリザベト王女等の書簡集
知泉学術叢書28
著者 | フーシェ・ド・カレイユ 編著 山田 弘明 訳 |
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ジャンル | 哲学・思想 |
シリーズ | 知泉学術叢書 |
出版年月日 | 2023/12/30 |
ISBN | 9784862853974 |
判型・ページ数 | 新書・328ページ |
定価 | 本体4,200円+税 |
在庫 | 在庫あり |
目次
訳者はしがき
凡例
序
第一部 デカルトとエリザベト王女
[第一部解説]
エリザベト王女からデカルトへの書簡1(1643.5.6)
デカルト書簡29の要約
エリザベト王女の返信2(1643.6.10)
デカルト書簡30の要約
エリザベト王女の返信3(1643.7.1)
デカルト書簡80の要約
エリザベト王女の返信4(1643.11.21)
デカルト書簡81の要約
エリザベト王女の返信5(1644.8.1)
デカルト書簡51の要約
エリザベト王女の返信6(1647.12.5)
デカルト書簡28の要約
エリザベト王女の返信7(1645.5.24)
デカルト書簡24の要約
エリザベト王女の返信8(1645.6.22)
デカルト書簡3から6の要約
エリザベト王女の返信9(1645.8.16)
[デカルト書簡5]の要約
エリザベト王女の返信10(1645.8)
[デカルト書簡6]の要約
エリザベト王女の返信11(1645.9.13)
デカルト書簡7の要約
エリザベト王女の返信12(1645.9.30)
デカルト書簡8の要約
エリザベト王女の返信13(1645.10.28)
デカルト書簡9の要約
エリザベト王女の返信14(1645.12.27)
エリザベト王女の返信15(1645.11.30)
デカルト書簡10の要約
エリザベト王女の返信16(1646.4.25)
デカルト書簡11の要約
第二部 デカルト,プファルツの王女,スウェーデン女王
[第二部解説]
[デカルト]書簡の要約
エリザベト王女からデカルトへの返信17(1646.7)
デカルト書簡13の要約
エリザベト王女の返信18(1646.10.10)
デカルト書簡15の要約
エリザベト王女の返信19(1646.11.29)
デカルト書簡17の要約
エリザベト王女の返信20(ベルリン1647.2.21)
デカルト書簡22の要約
エリザベト王女の返信21(ベルリン1647.4.11)
デカルト書簡19の要約
エリザベト王女の返信22(クロッセン1647.5)
デカルトからスウェーデン女王への書簡の要約
デカルトからエリザベト王女への書簡20・21の要約
デカルトからエリザベト王女への書簡31の要約
デカルトからエリザベト王女への書簡25の要約
エリザベト王女からデカルトへの返信23(クロッセン1648.6.30)
エリザベト王女からデカルトへの返信24(同1648.7)
エリザベト王女からデカルトへの返信25(同1648.8.23)
スウェーデン女王からデカルトへの書簡(ストックホルム1648.12.12)
デカルトからスウェーデン女王への返信の要約
デカルトからエリザベト王女への書簡26の要約
デカルト書簡27・28の要約
スウェーデン旅行の計画についてのデカルト書簡42から48の要約
デカルトからエリザベト王女への書簡50の要約
エリザベト王女からデカルトへの返信26(1649.12.4)
スウェーデン女王から***氏への書簡(ウプサラ1654.2.27)
第三部 ヘルフォルト女子修道院長・エリザベトの最期
[第三部解説]
エリザベト王女から兄のプファルツ選帝侯への書簡1(1652)
プファルツ選帝侯からエリザベト王女への書簡2(1672.12.20)
同3(1674.1.27)
同4(1674.3.7)
同5(1676.10.24)
同6(1676.10.17)
同7(1677.2.13)
同8(1677.3.5)
エリザベト王女からウィリアム・ペンへの書簡9(ヘルフォルト1677.5.2)
プファルツ選帝侯からエリザベト王女への書簡10(1677.12.25)
同11(1678.3.16)
同12(1678.7.15)
同13(1679.8.9)
プファルツ選帝侯からモービュイソン女子修道院長への書簡14(1679.9.7)
プファルツ選帝侯からエリザベト王女への書簡15(1679.10.10)
同16(1679.10.28)
同17(1679.10.30)
エリザベト王女から妹のモービュイソン女子修道院長への書簡18(1679.10.31)
プファルツ選帝侯からエリザベト王女への書簡19(1680.6.24)
訳者解説 エリザベトとデカルト
訳者あとがき
付録(エリザベト年譜,家族図,エリザベト・デカルトに関する文献)
索引(人名・地名,事項)
凡例
序
第一部 デカルトとエリザベト王女
[第一部解説]
エリザベト王女からデカルトへの書簡1(1643.5.6)
デカルト書簡29の要約
エリザベト王女の返信2(1643.6.10)
デカルト書簡30の要約
エリザベト王女の返信3(1643.7.1)
デカルト書簡80の要約
エリザベト王女の返信4(1643.11.21)
デカルト書簡81の要約
エリザベト王女の返信5(1644.8.1)
デカルト書簡51の要約
エリザベト王女の返信6(1647.12.5)
デカルト書簡28の要約
エリザベト王女の返信7(1645.5.24)
デカルト書簡24の要約
エリザベト王女の返信8(1645.6.22)
デカルト書簡3から6の要約
エリザベト王女の返信9(1645.8.16)
[デカルト書簡5]の要約
エリザベト王女の返信10(1645.8)
[デカルト書簡6]の要約
エリザベト王女の返信11(1645.9.13)
デカルト書簡7の要約
エリザベト王女の返信12(1645.9.30)
デカルト書簡8の要約
エリザベト王女の返信13(1645.10.28)
デカルト書簡9の要約
エリザベト王女の返信14(1645.12.27)
エリザベト王女の返信15(1645.11.30)
デカルト書簡10の要約
エリザベト王女の返信16(1646.4.25)
デカルト書簡11の要約
第二部 デカルト,プファルツの王女,スウェーデン女王
[第二部解説]
[デカルト]書簡の要約
エリザベト王女からデカルトへの返信17(1646.7)
デカルト書簡13の要約
エリザベト王女の返信18(1646.10.10)
デカルト書簡15の要約
エリザベト王女の返信19(1646.11.29)
デカルト書簡17の要約
エリザベト王女の返信20(ベルリン1647.2.21)
デカルト書簡22の要約
エリザベト王女の返信21(ベルリン1647.4.11)
デカルト書簡19の要約
エリザベト王女の返信22(クロッセン1647.5)
デカルトからスウェーデン女王への書簡の要約
デカルトからエリザベト王女への書簡20・21の要約
デカルトからエリザベト王女への書簡31の要約
デカルトからエリザベト王女への書簡25の要約
エリザベト王女からデカルトへの返信23(クロッセン1648.6.30)
エリザベト王女からデカルトへの返信24(同1648.7)
エリザベト王女からデカルトへの返信25(同1648.8.23)
スウェーデン女王からデカルトへの書簡(ストックホルム1648.12.12)
デカルトからスウェーデン女王への返信の要約
デカルトからエリザベト王女への書簡26の要約
デカルト書簡27・28の要約
スウェーデン旅行の計画についてのデカルト書簡42から48の要約
デカルトからエリザベト王女への書簡50の要約
エリザベト王女からデカルトへの返信26(1649.12.4)
スウェーデン女王から***氏への書簡(ウプサラ1654.2.27)
第三部 ヘルフォルト女子修道院長・エリザベトの最期
[第三部解説]
エリザベト王女から兄のプファルツ選帝侯への書簡1(1652)
プファルツ選帝侯からエリザベト王女への書簡2(1672.12.20)
同3(1674.1.27)
同4(1674.3.7)
同5(1676.10.24)
同6(1676.10.17)
同7(1677.2.13)
同8(1677.3.5)
エリザベト王女からウィリアム・ペンへの書簡9(ヘルフォルト1677.5.2)
プファルツ選帝侯からエリザベト王女への書簡10(1677.12.25)
同11(1678.3.16)
同12(1678.7.15)
同13(1679.8.9)
プファルツ選帝侯からモービュイソン女子修道院長への書簡14(1679.9.7)
プファルツ選帝侯からエリザベト王女への書簡15(1679.10.10)
同16(1679.10.28)
同17(1679.10.30)
エリザベト王女から妹のモービュイソン女子修道院長への書簡18(1679.10.31)
プファルツ選帝侯からエリザベト王女への書簡19(1680.6.24)
訳者解説 エリザベトとデカルト
訳者あとがき
付録(エリザベト年譜,家族図,エリザベト・デカルトに関する文献)
索引(人名・地名,事項)
内容説明
本書は19世紀にライプニッツやデカルトなどの未刊行の文書を編纂したフーシェ・ド・カレイユによって編まれた新発見のエリザベト王女の書簡などをはじめて世に紹介した資料集である。
デカルト(1596–1650)と長きにわたって多くの書簡を交わし学的交友を深めたことで知られている「ボヘミアの王女」エリザベト(1618–80)。彼女はどのような女性であったのだろうか。エリザベトの一家は三十年戦争に巻き込まれ亡命生活を余儀なくされた。その中で心のよりどころとなったのがデカルトとの書簡であった。そこでは心身問題,道徳や実践的世界観,セネカやマキャヴェリの解釈,情念の処理などが取り上げられ,エリザベトの反論を通してデカルトの思索が成熟したトピックも多かった。
また書簡でエリザベトは弟の改宗など家族の問題や自分の健康に関することなどを自身の身のまわりの悩みを打ち合けてもおりエリザベトの人間的な側面が垣間見れる。
第一部は1643–1646(一部1647)年のデカルト書簡の要約と,それに対するエリザベトの返信16通からなる。第二部には,1646–1649年のエリザベトの書簡9通と,スウェーデンのクリスティナ女王の書簡2通が含まれる。「エリザベトの最期・ヘルフォルト女子修道院長」と題された第三部は,デカルトの死後,エリザベトの後半生1652–1680年のエリザベトと兄プファルツ選帝侯との往復書簡,妹ルイーゼやウィリアム・ペンとの書簡19通が紹介される。本書は運命に翻弄されながらも学問・信仰に誠実に向き合ったエリザベト王女の生き方をうかがい知れる貴重な資料。
デカルト(1596–1650)と長きにわたって多くの書簡を交わし学的交友を深めたことで知られている「ボヘミアの王女」エリザベト(1618–80)。彼女はどのような女性であったのだろうか。エリザベトの一家は三十年戦争に巻き込まれ亡命生活を余儀なくされた。その中で心のよりどころとなったのがデカルトとの書簡であった。そこでは心身問題,道徳や実践的世界観,セネカやマキャヴェリの解釈,情念の処理などが取り上げられ,エリザベトの反論を通してデカルトの思索が成熟したトピックも多かった。
また書簡でエリザベトは弟の改宗など家族の問題や自分の健康に関することなどを自身の身のまわりの悩みを打ち合けてもおりエリザベトの人間的な側面が垣間見れる。
第一部は1643–1646(一部1647)年のデカルト書簡の要約と,それに対するエリザベトの返信16通からなる。第二部には,1646–1649年のエリザベトの書簡9通と,スウェーデンのクリスティナ女王の書簡2通が含まれる。「エリザベトの最期・ヘルフォルト女子修道院長」と題された第三部は,デカルトの死後,エリザベトの後半生1652–1680年のエリザベトと兄プファルツ選帝侯との往復書簡,妹ルイーゼやウィリアム・ペンとの書簡19通が紹介される。本書は運命に翻弄されながらも学問・信仰に誠実に向き合ったエリザベト王女の生き方をうかがい知れる貴重な資料。
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