ホーム > 新デカルト的省察
目次
第一省察 疑うことのできるもの
1 先入見というもの
2 方法としての疑い
3 感覚的意見
4 科学的意見
5 数学的意見
6 私の起源
第二省察 始まりは知ること
1 私はある
2 私とは何か
3 心の方がよくわかる
第三省察 私を真上に超える
1 思いの領域
2 精神を感覚から引き離すこと
3 観念の第一の途
4 観念の第二の途
5 形而上学の立論
6 絶対的他の第一証明
7 絶対的他の第二証明
8 知と実在の根拠
第四省察 われわれにとっての真と偽
1 多くのことと僅かなこと
2 誤りの原因の探索
3 誤りの由来
4 意志の正しい用い方
5 誤りの避け方
6 真理の存在
第五省察 物質的なものの本質
1 課題の提示
2 物質の本質
3 純粋数学
4 永遠真理
5 論証可能性
6 絶対的他の第三証明
7 明証性,必然性,確実性
8 記憶の在処
9 人と分かち合える確かさの起源
第六省察 身心の区別と物理学
1 最後の日に為されるべきことごと
2 想像力から物体の実在へ
3 感覚についての振り返り
4 疑う前
5 感覚知覚を疑いに呼び戻した理由
6 わかりはじめている今
7 物体と心との区別
8 物質的な事物の実在証明
9 物理学の出発点
10 心と身体の合一体
1 先入見というもの
2 方法としての疑い
3 感覚的意見
4 科学的意見
5 数学的意見
6 私の起源
第二省察 始まりは知ること
1 私はある
2 私とは何か
3 心の方がよくわかる
第三省察 私を真上に超える
1 思いの領域
2 精神を感覚から引き離すこと
3 観念の第一の途
4 観念の第二の途
5 形而上学の立論
6 絶対的他の第一証明
7 絶対的他の第二証明
8 知と実在の根拠
第四省察 われわれにとっての真と偽
1 多くのことと僅かなこと
2 誤りの原因の探索
3 誤りの由来
4 意志の正しい用い方
5 誤りの避け方
6 真理の存在
第五省察 物質的なものの本質
1 課題の提示
2 物質の本質
3 純粋数学
4 永遠真理
5 論証可能性
6 絶対的他の第三証明
7 明証性,必然性,確実性
8 記憶の在処
9 人と分かち合える確かさの起源
第六省察 身心の区別と物理学
1 最後の日に為されるべきことごと
2 想像力から物体の実在へ
3 感覚についての振り返り
4 疑う前
5 感覚知覚を疑いに呼び戻した理由
6 わかりはじめている今
7 物体と心との区別
8 物質的な事物の実在証明
9 物理学の出発点
10 心と身体の合一体
内容説明
もしデカルトがタイムスリップして現代に生きていたなら,彼はその主著『省察』をどのように表現したであろうか。
本書は『省察』の単なる翻訳ではない。著者は『省察』を現代人の生活意識や生活感情のなかに蘇らせようと,特殊な概念を使わずに明晰な日本語により再現しようと試みる。『省察』に働いている論理を歪めずいかに正確に,理解可能な表現として現代の人々に届けられるか。著者の40年に及ぶデカルト研究の結晶である。
「我思うゆえに我あり」に象徴されるデカルト哲学は,近代哲学の祖として当然のように思いなされてきたが,
近代が終焉過程に入り,相対主義の哲学的閉塞感に襲われている現代にあって,デカルトの形而上学がもつ射程は見直されるべきものがあるのではないか。本書は哲学の未来を拓くために近代の原点に立ち戻り,デカルト『省察』の新しい扉を開こうとする挑戦の書である。
研究者のみならず哲学をその元から考えたいと願う読者にとって導きの糸になろう。
本書は『省察』の単なる翻訳ではない。著者は『省察』を現代人の生活意識や生活感情のなかに蘇らせようと,特殊な概念を使わずに明晰な日本語により再現しようと試みる。『省察』に働いている論理を歪めずいかに正確に,理解可能な表現として現代の人々に届けられるか。著者の40年に及ぶデカルト研究の結晶である。
「我思うゆえに我あり」に象徴されるデカルト哲学は,近代哲学の祖として当然のように思いなされてきたが,
近代が終焉過程に入り,相対主義の哲学的閉塞感に襲われている現代にあって,デカルトの形而上学がもつ射程は見直されるべきものがあるのではないか。本書は哲学の未来を拓くために近代の原点に立ち戻り,デカルト『省察』の新しい扉を開こうとする挑戦の書である。
研究者のみならず哲学をその元から考えたいと願う読者にとって導きの糸になろう。