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女たちは帝国を破壊したのか
ヨーロッパ女性とイギリス植民地
著者 | マーガレット・シュトローベル 著 井野瀬 久美惠 訳 |
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ジャンル | 歴史 |
出版年月日 | 2003/09/15 |
ISBN | 9784901654173 |
判型・ページ数 | 4-6・248ページ |
定価 | 本体2,400円+税 |
在庫 | 在庫あり |
内容説明
植民地において白人男性が築いた現地社会や現地の女性たちとの〈友好関係〉は,白人女性の登場により破壊され,そのために帝国は失われた。
ヨーロッパ人女性へのこのような偏見に対し,著者は彼女たちが植民地支配者の妻で排他的な人種差別主義者であり,同時に現地人男性の性的欲望の的にされる犠牲者であったという通説を批判する。さらに彼女ら白人女性が帝国主義時代の価値観のなかで,いかに家庭や仕事上の役割を果たしながら活動をしたのか,その真実の姿を明らかにする。
歴史学・文学・人類学などの幅広い史料を丁寧に分析することにより,男性と女性,白人と黒人,植民者と被植民者,帝国,人種,ジェンダー,階層などが複雑に絡み合った歴史を「女性の視点」,とくにヨーロッパ人女性の側から捉え直し,女性の存在が抜け落ちた従来の植民地帝国史を書き改めた画期的な作品である。
ヨーロッパ人女性へのこのような偏見に対し,著者は彼女たちが植民地支配者の妻で排他的な人種差別主義者であり,同時に現地人男性の性的欲望の的にされる犠牲者であったという通説を批判する。さらに彼女ら白人女性が帝国主義時代の価値観のなかで,いかに家庭や仕事上の役割を果たしながら活動をしたのか,その真実の姿を明らかにする。
歴史学・文学・人類学などの幅広い史料を丁寧に分析することにより,男性と女性,白人と黒人,植民者と被植民者,帝国,人種,ジェンダー,階層などが複雑に絡み合った歴史を「女性の視点」,とくにヨーロッパ人女性の側から捉え直し,女性の存在が抜け落ちた従来の植民地帝国史を書き改めた画期的な作品である。