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情報文化論ノート

サイバーリテラシー副読本として

情報文化論ノート
著者 矢野 直明
ジャンル 情報
出版年月日 2010/06/15
ISBN 9784862850843
判型・ページ数 菊判・264ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
 

目次

第Ⅰ部 物から情報へ
1  情報という言葉
2 情報と物の違い
3 情報のデジタル化

第Ⅱ部 情報社会の到来
4 梅棹忠夫「情報産業論」
5 トフラー『第三の波』
6 増田米二『原典・情報社会』
7 日本情報社会の推移

第Ⅲ部 「文字の文化」から「電子の文化」へ
8 テレビの時代とマクルーハン
9 メディアはメッセージである
10 活字人間の誕生
11 コンピュータ・ギャラクシー

第Ⅳ部 サイバネティックス・ロボット・人工知能
12 ウィーナーとサイバネティックス
13 ヒューマノイド・ロボットの時代
14 人工知能(強いAI)とその批判

第Ⅴ部 デジタル情報社会(IT社会)の出現
15 デジタル・コンピュータの発達
16 サイバー空間と現実世界の交流
17 モバイル端末のインパクト
18 日本デジタル情報社会

第Ⅵ部 現代IT社会論
19 発展するIT社会
20 ローレンス・レッシグ『コード』
21 IT社会の洞察

第Ⅶ部 サイバーリテラシーの周辺
22 デジタル原住民とデジタル移民
23 社会の「再帰性」と自律的な生き方
24 情報文化論ノート

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内容説明

現代はデジタル情報社会,IT社会である。本書は情報という捉えどころのないものに接近し,それを基盤にした社会の実態と意味を探る試みである。
著者は「情報」という言葉の由来,情報と物の違いからはじめ,代表的な情報社会論を紹介,原動力となるデジタル・コンピュータの発達や,ロボット,人工知能,ケータイなど電子の文化の現在を考察。
また内外の各分野で活躍する多くの人物へのインタビューや時代をリードした著作を通して,情報社会の黎明(1960年~),高度情報社会の進展(1980年~),デジタル情報社会の出現(1995年~)など情報化社会の進展を再現し,サイバーリテラシーは「デジタル情報社会のリテラシー」であることを明らかにすると共に,これからの日本人に「自律的な生き方」が要請されている歴史的意義を示唆する。
本書は『サイバーリテラシー概論』,『総メディア社会とジャーナリズム』に続く〈サイバーリテラシー三部作〉の掉尾を飾ると共に,著者が30年に及び社会の情報化を観察してきた集大成である。情報や情報社会について学ぶ大学生,高校生,さらにデジタル情報社会を生きる人々の最良の教科書となろう。

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