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スコトゥス「個体化の理論」への批判
『センテンチア註解』より
著者 | ウィリアム・オッカム 著 渋谷 克美 ・ |
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ジャンル | 哲学・思想 > 中世哲学 |
シリーズ | ラテン語対訳 |
出版年月日 | 2004/05/30 |
ISBN | 9784901654319 |
判型・ページ数 | 菊判・208ページ |
定価 | 本体4,500円+税 |
在庫 | 在庫あり |
内容説明
古代から現代に至るまで〈個体とは何か〉が問われ,多様な変容を被ってきた。とくに中世から近代への転換期には個体論に関する多くの考えが示された。本書ではその中でも,後世に大きな影響を与えたスコトゥスの個体論を忠実に解説するとともに,それに批判を加えたオッカムの『センテンチア注解』の中から核心部分を選び,ラテン語との対訳と詳細な注解を付した。さらに解説では,学界の最先端で問題となっている〈スコトゥスの二つの個体論〉について考察し,訳者独自の見解を展開する。
本書は学習者にとってはラテン語とじかに触れあいながら古典の読解を実践するための格好の導きになり,このテーマに関心をもつ研究者にとっては,曖昧に理解されがちな現代の個体論の源泉を知るうえで有益な基本文献となろう。
本書は学習者にとってはラテン語とじかに触れあいながら古典の読解を実践するための格好の導きになり,このテーマに関心をもつ研究者にとっては,曖昧に理解されがちな現代の個体論の源泉を知るうえで有益な基本文献となろう。