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目次
第1章 財と市場
第2章 消費理論――パートⅠ
第3章 消費理論――パートⅡ
第4章 価格メカニズムと社会的厚生
第5章 生産理論
第6章 生産経済と社会的厚生
第7章 産業組織と市場成果
第8章 不確実性およびリスクと市場
第9章 情報と市場
第10章 ゲーム理論入門:産業組織――戦略的行動と企業間競争
第2章 消費理論――パートⅠ
第3章 消費理論――パートⅡ
第4章 価格メカニズムと社会的厚生
第5章 生産理論
第6章 生産経済と社会的厚生
第7章 産業組織と市場成果
第8章 不確実性およびリスクと市場
第9章 情報と市場
第10章 ゲーム理論入門:産業組織――戦略的行動と企業間競争
内容説明
本書は経済学部,大学院修士課程,ビジネス・スクールMBAコース等の学生を念頭に置いた,中級レベルのミクロ経済学の入門テキストです。
本書の特徴は,従来のテキストがマーシャルやシカゴ学派流の部分均衡論的な視点で書かれたものが多いなかで,一般均衡論の枠組みを尊重して書かれています。さらに言葉による直感的な説明を与えながら, 200近い図を用いた解説と同時に,厳密な数学的説明や証明を示します。微積分や初歩的な線形代数による説明を多用するのは,数学記号を単なる記号と認識せずに,そこに込められた意味や「思い」を言葉による説明から理解することにより,経済現象のより明確なイメージをもつことができ,一層深い理解へ導かれると確信するからです。
前半の第1章から6章では,完全競争市場に関するミクロ経済理論の基本的内容を示します。双対的アプローチや厚生経済学の扱い方などに工夫が凝らされています。
後半の7章,産業組織と市場成果では不完全競争市場を分析します。8章から10章では1960年代以降に発展したミクロ経済学の主要テーマである,不確実性およびリスクと市場,情報の経済学,ゲームの理論を,ミクロ経済学体系のなかで説明されます。
一橋大学での長年の講義をとおして熟成されてきた本書は,言葉と図と数学を巧みに組み合わせた記述により,今日の複雑な経済現象を観察するうえで真に有効な知識と知恵を求める読者の座右の書となるに違いありません。
本書の特徴は,従来のテキストがマーシャルやシカゴ学派流の部分均衡論的な視点で書かれたものが多いなかで,一般均衡論の枠組みを尊重して書かれています。さらに言葉による直感的な説明を与えながら, 200近い図を用いた解説と同時に,厳密な数学的説明や証明を示します。微積分や初歩的な線形代数による説明を多用するのは,数学記号を単なる記号と認識せずに,そこに込められた意味や「思い」を言葉による説明から理解することにより,経済現象のより明確なイメージをもつことができ,一層深い理解へ導かれると確信するからです。
前半の第1章から6章では,完全競争市場に関するミクロ経済理論の基本的内容を示します。双対的アプローチや厚生経済学の扱い方などに工夫が凝らされています。
後半の7章,産業組織と市場成果では不完全競争市場を分析します。8章から10章では1960年代以降に発展したミクロ経済学の主要テーマである,不確実性およびリスクと市場,情報の経済学,ゲームの理論を,ミクロ経済学体系のなかで説明されます。
一橋大学での長年の講義をとおして熟成されてきた本書は,言葉と図と数学を巧みに組み合わせた記述により,今日の複雑な経済現象を観察するうえで真に有効な知識と知恵を求める読者の座右の書となるに違いありません。